オークションサイトの欠点を利点に変える
「人の行く裏に道あり 花の山」という有名な株の格言がありますが、インターネットオークションにも、この格言は当てはまります。
日本最大級のヤフーオークションには膨大な数の商品が各カテゴリに出品されています。ネットオークションも成熟してきたせいか、値段も相場より少し安いといった程度の出品が多く、なかなか掘り出し物が見つかりにくくなってきたのではないでしょうか。
ビッダーズや楽天は２番手３番手のサイトで、注目度はヤフオクと比べると低いですが、ヤフオクでは買えないようなお買い得品がビッダーズや楽天に出品されている場合があります。見る人が少ないので、ヤフオクなら高値が付いているだろうお宝が、お買い得の値段で落札されずに残っているかもしれません。ヤフオクで探してみたけれど、それほど安くないという場合は、一度ビッダーズや楽天など他のサイトで検索してみましょう。競争者が少ないと、相場よりも安い値段で落札できます。注目度が低いという欠点を逆手にとるのです。
出品者にも利点があります。確かに注目度が低いオークションサイトに出品しますと、売れにくかったり、値段があまり上がらないといった事もありますが、ヤフオクで出回っているけれど、ビッダーズにはない人気商品を出せば、他に競合者がいない分、当然注目はその商品に集まります。
ヤフオクの場合は、利用しなくても登録しているだけで月に２９４円かかったり、登録が面倒だったりするのを嫌って、月々の登録料がかからないビッダーズだけに登録しているという落札専門の人もいるかもしれない、という風に想定すると、ヤフオクで出回り過ぎて相場が崩れている人気商品でも、ビッダーズにヤフオクの相場よりも高い即決価格で出せば、あっさりと売れてしまう可能性があるのです。
このように、考え方次第で、各オークションサイトのデメリットと思われていた特徴を、メリットに早変わりさせることも可能です。今まで述べてきた事例は、実際に私がオークションで体験してきたことですので、皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。