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長期投資は有効か

よく株は5年10年、或いは20年に渡り長期で持つべきという至言を聞きます。長期で持てば必ず儲かるというのがその理由です。実際長期で持つとどれくらいのパフォーマンスになるのでしょうか。

たとえばNTTの場合を見てみると、2000年のITバブルの時には200万をつけています。その後バブルの崩壊で、2006年の今現在は50万前後です。5年の長期で持つと4分の1に減っています。

長期投資にもテクニックが必要で、バブルで高値圏になっているときに購入すると、長期で持っていると塩漬け株になる可能性が大きくなります。

成長企業ですと、業績の上昇に伴い、下値を切り上げていくので、長期でもいずれ値を戻すかも知れませんが、成長性が乏しい大企業の場合や、経営危機の会社の場合には、長期投資は多大な損失を被ることになりかねません。

次に任天堂を見てみましょう。任天堂も同じように、ITバブル前後に2万5千円をつけています。その後の景気低迷で1万円を割り込んでしまいましたが、2005年から2006年にかけて、ニンテンドーDSが大ヒットしたために、遂に2万5千円の水準まで戻しました。

一番有効な長期投資は、成長性を秘めた企業の将来有望と目される銘柄を、安いときに買っておくことです。5年以上持ち続ければ、長期投資でしょうか。

2012年は底値の年だった

上述の記事を書いてから早10年近くが経ちました。時が経つのは本当に早いものです。

さて、総選挙によって民主党から自民党に政権が委譲し、第二次安倍政権が誕生するまでは、日本の株価は低迷に喘いでいました。それが政権が変わったら一転、為替は円安に動くわ、外国からの買いは呼ぶわ、五頭の鯨と呼ばれる公的資金が買いに入るわで、9000円だった日経平均株価が3年足らずで2万円の大台を載せるまで上昇しました。

2012年に大型株を買っていた投資家の方は、大きな利益を得た事でしょう。NTT、ドコモ、ソフトバンク、日立、三菱重工、日本郵船、JR西日本、任天堂、どの銘柄も2倍3倍に騰がっています。

カルビーも10倍になったそうです。騰がったら直ぐ売ってしまうと少ししか利鞘を稼げませんが、1年、2年と辛抱強く待っていれば、大きな利益を得られる事が2012年末から2015年の相場で証明されました。

今後はまた株価が反転するかも知れません。休むも相場の格言通り、じっくりと底値を狙って拾っていきたいですね。