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関税の計算方法

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では実際に関税はどれくらいかかるのでしょう。詳しい計算を見ていきましょう。


関税の計算をしてみよう

単純に小売価格の6割を卸売価格とします。70,000円の商品を個人輸入したとすると、卸売価格は42,000円です。そこに関税率を10%かけます。4,200円が関税額になります。他にも関税手数料と消費税がかかります。

アバクロの個人輸入を例に、もう少し詳しく見ていきましょう。

アバクロの請求書
Subtotal(代金 USドル): 583.25
Shipping(送料 USドル): 42.95
total(合計 USドル) 626.20

フェデックスから来た関税の請求書
関税 3600円
付加価値税/消費税 1900円
(内訳:消費税1600円・地方消費税300円)
関税・消費税特別手数料 500円
合計 6000円

実際にはフェデックスの関税請求書に卸売価格や関税率、消費税・地方消費税などが幾つかの商品に分かれて細かく記載されていますが、ここでは分かりやすいように単純化して見ていきます。

583.25ドルの商品価格を1ドル110円の為替レートで換算しておよそ64,000円とします。綿の衣類の関税率はだいたい10%くらいです。関税が3,600円ですから、卸売価格は逆算して36,000円です。小売価格の56%が卸売価格として設定されていたことになります。

この卸売価格に4%の消費税がかかり、更にこの消費税に25%の地方消費税がかかります。(※実際は商品をいくつかに分けて異なる関税率がかかっていますので、消費税に誤差が出ていますがご了承ください)


関税に関するまとめ

海外から商品を輸入する場合は、関税がかかります。 個人輸入の場合、関税額は、卸売価格にかかります。綿の衣類の場合は卸売価格の約10%が関税です。

商品によって、関税率は細かく設定されています。革製品ですと30%くらいの関税率がかかります。

卸売価格には4%の消費税がかかります。更にその消費税に25%の地方消費税がかかります。