初心者のためのインターネットオークションガイド

形式メールの利点と盲点

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次のような形式メールは便利ですのでよく利用されています。

落札者様

この度は落札いただきありがとうございます。
恐縮ではございますが、お取引に移らさせていただきます。

下記の項目にお答え頂き、返信お願いいたします。
********に挟まれた部分は
そのまま文章を変えずに切り取ってください。

*******切り取り*********
@落札商品名:
A商品ID:
BオークションID:
Cご住所:
Dお名前:
E電話番号:
F振込予定銀行:
G振込予定日:
H発送方法:
Iその他の要望(評価の有無など):
*******切り取り*********

下記メールアドレスにご連絡ください。
出品者メールアドレス

それではご連絡お待ちしています。

出品者住所
出品者名


この形式は、オークションでの取引の流れに慣れていない初心者の落札者には記入すべき事がはっきりとしていて分かりやすく、安心してメールを送れるという利点があります。また、たくさん出品している出品者には返信されてきたメールが見やすくて大変都合がいいです。

ですが、オークションに慣れてきた落札者には、この形式はかなり負担になってきます。各項目に合わせて一行一行コピペをしていかなければならないからです。Windowsのメモ帳などに保存してある個人情報を含めた定型文を貼り付けて、出品者からのメールの返信を済ませている方が結構いるのではないでしょうか。

実は私がそうなのですが、このフォームを見た時は、思わず唸ってしまいます。まずヤフーから届くメールから落札商品名と商品IDをそれぞれコピペして貼り付けた後、オークションIDを記入して、その次に住所と名前と電話番号を一行ずつコピペしなければなりません。

せっかくの買い物、なるべくなら手間は省きたいものです。いかに買い手の手間を省かせるかで、リピーターが増え、落札数も増えていきます。とはいうものの出品者も手間も省きたい。兼ね合いがなかなか難しいです。

こういうメールが来た場合、私は形式を無視して、用意していた個人情報入りの定型文を貼り付けて適当な箇所を書き加えて返信してしまいます。


はじめまして、オークションID○○事、山田と申します。
この度はお安くお譲りいただき、ありがとうございます。
お取引終了までの短い間ですが、よろしくお願い致します。

下記住所宛に発送お願い致します。

〒XXX-XXXX
東京都○○区00−00
グランメゾン太田 ○○号室
山田 太郎

TEL XXXX-XX-XXXX 落札商品は以下になります。
商品名
商品ID

本日中に新生銀行に振り込む予定です。
冊子小包での発送お願いします。評価は不要です。

お手数おかけしますが、よろしくお願い致します。

山田 太郎


以前これで送った時は、一応問題はなかったです。
キーで打ったのは、

「落札商品は以下になります。

 本日中に新生銀行に振り込む予定です。
 冊子小包での発送お願いします。評価は不要です。」

の部分だけです。

形式通りを希望していた出品者側からすると、若干期待にそぐわないメール形式かもしれませんが、短めにまとめてあるので、スクロールすることなく必要な情報が見れると思います。タイトルを落札した商品名にして送信した場合は、本文に商品名や商品IDを記述する必要はないと思います。あれば出品者には分かりやすいですが。

ただし、「********に挟まれた部分はそのまま文章を変えずに切り取ってください。」という指示がある場合は、何らかのツールを使用している可能性もあるので、面倒でもそれに従うのが無難でしょう。